○石油製品を飲んだとき
灯油、シンナー、ベンジン、ガソリン等石油製品を飲んだとき無理に吐かせて気管に入ってしまった場合、出血性肺炎をおこし高熱が出る。
強い酸、強いアルカリを飲んだとき
これらのものを誤飲すると、のどや食道がやけどをする。吐くともう一度やけどを繰り返すことになるので吐かせてはいけない。
眼に酸やアルカリが入ったときも失明の危険があるので、15分間シャワー等で洗い流すことが必要。皮膚についたときも服の上から洗い流しそれから服を脱ぎ洗い流すこと。
●吐かせるには?
上記以外の状況では吐かせること
空腹のときは水をたくさん飲ませる。目安は体重1?あたり10〜15?程度。牛乳でも良いが防虫剤、ベンジン、シンナー、灯油、ペンキ、ラッカー等は脂肪に溶けやすい物質なので、牛乳は飲ませてはいけない。
吐くためには舌の付け根の部分に指をつっこんで押す。子どもの場合は腰をかかえるようにうつぶせにして、子どものお腹を大腿の上に乗せて、頭を低くし、下向きののどの奥に指を深く入れて吐かせる。
●タバコを食べたとき
タバコ1本で乳児2人分の致死量となるが、ニコチンは吐き気をもよおす作用が強いため吐いてしまうので、1本まるまる食べる事はない。ニコチン中毒の症状は吐く、顔が青くなる、脈が早くなる、体に力が入らないなど。
危険なのは、ニコチンが缶に残ったジュース等に溶けているときなので注意したい。